本論文では、有限体上の線形符号の分類アルゴリズムについて述べている。
まず、線形符号の幾何学的表現について説明する。線形符号は射影空間上の点集合として表現できる。
次に、格子点列挙に基づく線形符号の拡張アルゴリズムを概説する。このアルゴリズムは2つのフェーズから成る。第1フェーズでは、ある Diophantine 方程式系の格子点を列挙し、第2フェーズでは追加の検査を行って拡張候補を絞り込む。
その上で、第2フェーズの一部の検査を整数線形計画問題として定式化し、第0フェーズで実行することで計算効率を改善する手法を提案する。具体的には、重み制限や重み分布の特徴を表す制約条件を整数線形計画問題として定式化する。
最後に、提案手法の有効性を示す計算機実験の結果を示す。2重重み符号や除数性符号、F4 加法符号などについて、新たな列挙結果や非存在性の証明を得ている。
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by Sascha Kurz às arxiv.org 03-27-2024
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