本研究では、RSUのポイントクラウドを用いた3D物体検出の効率化に取り組んでいる。
まず、複数のRSUからのポイントクラウドを時空間的に統合することで、物体の密度と完全性を高めている。その上で、マルチスケールのクラスタリングと物体の軌跡に基づく姿勢・サイズの精緻化を行う新しい物体発見手法を提案している。
次に、発見された物体をラベルとして用いた自己教師学習を行い、検出性能を向上させている。さらに、少量の教師付きデータを用いたファインチューニングにより、完全教師あり学習と同等の性能を達成している。
実験では、シミュレーションデータとリアルワールドデータの両方で提案手法の有効性を示している。わずか100個の教師付きデータで、完全教師あり学習の8900個、1920個のデータと同等の性能を達成している。
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