本論文は、言語モデルにおけるトークン化の役割を理論的に分析している。主な知見は以下の通り:
単純なk次マルコフ過程のデータに対して、トークン化を行わない場合、言語モデルは単一グラム(unigram)モデルに収束してしまい、最適な性能を発揮できない。
トークン化を行うことで、言語モデルは最適な性能に近づくことができる。トークン化アルゴリズムとしてLZWやBPEを使うと、単一グラムモデルでも最適な性能に近づける。
トークン化アルゴリズムは、データ中の頻出パターンをトークンとして学習することで、単一グラムモデルの性能を最適に近づけることができる。
トークン化の一般化性能は重要な問題であり、トークナイザーの設計次第で大きく変わる。一部のトークナイザーは、訓練データ上では良い圧縮性能を示すものの、新しい入力に対して一般化できない可能性がある。
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by Nived Rajara... às arxiv.org 04-15-2024
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