本論文では、両脚歩行ロボットの動的モデルとして、重心位置に基づいて接地タイミングを決定する新しい hybrid モデルを提案した。従来のモデルでは接地タイミングが事前に決められていたのに対し、提案モデルでは接地タイミングが重心位置に応じて決まる。
この新しいモデルに対して、参照軌道の拡散を適用することで、実際の接地タイミングと参照軌道の接地タイミングの非同期性に対処した。この拡散メカニズムにより、参照軌道は一定期間ずれるが、最終的には元の周期軌道に収束する。
提案手法の安定性を解析するため、hybrid Lyapunov 関数を構築し、最適化問題を解くことで制御ゲインを決定した。これにより、追従誤差の局所的な漸近安定性を証明した。さらに、誤差の収束領域の推定も行った。
数値シミュレーションでは、提案手法の有効性を確認した。特に、従来の Model Predictive Control 手法と比較して、より高速な歩行が可能であることを示した。
最後に、full-body モデルを用いたシミュレーションを行い、提案手法の実用性を検証した。重心運動の制御と足部軌道生成、逆動力学計算を組み合わせることで、実際の人型ロボットの歩行を実現した。
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by Riccardo Ber... às arxiv.org 05-06-2024
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