本論文では、パーベイシブコンピューティングにおけるディープラーニングの展開に向けて、エネルギー効率の高いディープラーニング加速器の開発に取り組んでいる。
まず、FPGA上でエネルギー効率の高いディープラーニング加速器を開発するための2つの課題を指摘している。1つは、FPGA設計の専門知識が必要なこと、もう1つは、信頼性の高い細粒度なパワー消費測定が必要なことである。
これらの課題に対処するため、ElasticAI-Workflowを提案している。このワークフローは、ElasticAI-Creatorとelastic Nodeの2つの主要コンポーネントから構成される。
ElasticAI-Creatorは、FPGAに直接マッピングできるディープラーニングモデルコンポーネントを提供し、ディープラーニング開発者がFPGA設計の専門知識を持たなくても、エネルギー効率の高いディープラーニング加速器を作成できるようにする。
Elastic Nodeは、実際のハードウェア上でディープラーニング加速器の性能を検証するためのカスタマイズされたプラットフォームである。Elastic Nodeには、各機能領域の電力消費を個別に測定できる電力メーターが搭載されており、加速器の電力効率を正確に評価できる。
最後に、ElasticAI-Workflowのデモンストレーションを通じて、ディープラーニング開発者がこのワークフローを使ってエネルギー効率の高いディープラーニング加速器を作成し、展開する過程を示す。
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by Chao Qian, T... kl. arxiv.org 09-17-2024
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