本論文では、線形方程式の解決のためのドメイン固有言語「MathDSL」を提案している。MathDSLは、プログラム合成システム(DreamCoder)と組み合わせることで、強化学習ベースの手法よりも高い精度と簡潔さを持つプログラムを生成できることを示している。
MathDSLは、方程式の木構造の操作、算術演算、インデックス操作の3種類のプリミティブ演算を定義している。DreamCoderはこれらのプリミティブを組み合わせて、入力された方程式を解決するプログラムを合成する。
実験の結果、DreamCoder+MathDSLは、訓練データ量が少ない中でも、ConPoLeやLemmaといった強化学習ベースの手法よりも高い精度と簡潔さを持つ解決策を生成できることが示された。また、ConPoLeやLemmaのアクション空間をDSLとして使用したDreamCoderの実験結果と比較しても、MathDSLの方が優れた性能を発揮することが確認された。
DreamCoderはMathDSLの抽象化を学習し、人間が理解しやすい解決戦略を生成できるため、数学教育への応用が期待される。
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by Sagnik Anupa... kl. arxiv.org 09-27-2024
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