本論文では、Azure コアワークロードインサイトのデータに含まれる時系列データの中から、ユーザーが容易に認識できる重要な障害を自動的に検出する手法を提案している。
まず、Microsoft の Anomaly Detection as a Service (ADaaS) を基盤とし、データの前処理や閾値設定などの改善を行った Enhanced ADaaS を開発した。さらに、Extreme Value Theory (EVT) を組み合わせることで、より重要度の高い障害のみを検出することができるようになった。
具体的には、Enhanced ADaaS では、データの前処理に中央値補完を用いることで予測精度が向上し、閾値を 99.998% に設定することで障害検出数を大幅に削減できた。さらに、EVT を組み合わせることで、高い再構成誤差を持つ重要な障害のみを検出することができるようになった。
提案手法を Azure コアワークロードインサイトのデータ、および電力消費量データと株価変動データの2つのベンチマークデータセットに適用した結果、従来手法と比べて高い精度と再現率で重要な障害を検出できることを示した。
本手法は、Azure サービスの一部として実装されており、ユーザーの作業負荷を大幅に軽減することが期待できる。今後は、マルチバリエイト解析への拡張や、より効率的な計算処理の実現などに取り組む予定である。
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by Pranay Lohia... kl. arxiv.org 04-16-2024
https://arxiv.org/pdf/2404.09302.pdfDybere Forespørgsler