Kernekoncepter
言語モデルと高度な検索手法を組み合わせることで、データ処理の質と効率を向上させることができる。
Resumé
本論文は、最先端の言語モデルと高度な検索手法を組み合わせた様々な手法を評価・比較している。正確性はRobustQA平均スコアで、効率性は平均応答時間で測定している。
評価対象の手法は以下の通り:
- Azure Cognitive Search Retriever + GPT-4 + Ada
- Pinecone の Canopy フレームワーク
- Langchain + Pinecone + OpenAI/Cohere
- LlamaIndex + Weaviate Vector Store のハイブリッド検索
- Google の RAG 実装 + Cloud VertexAI-Search
- Amazon SageMaker の RAG
- グラフ検索アルゴリズム + 言語モデル + 検索意識 (Writer Retrieval)
結果として、Writer Retrieval が最も高い正確性と効率性を示した。LlamaIndex + Weaviate も高い正確性を示した。一方、RAG 実装は全体的に低い性能だった。
特に検索意識を持つ手法が優れた成績を収めたことから、言語モデルと効率的な検索手法の組み合わせが重要であることが示唆された。
Statistik
Azure Cognitive Search Retriever + GPT-4 + Ada の平均スコアは72.36、平均応答時間は1秒以上。
Canopy (Pinecone) の平均スコアは59.61、平均応答時間は1秒以上。
Langchain + Pinecone + OpenAI の平均スコアは61.42、平均応答時間は0.8秒未満。
Langchain + Pinecone + Cohere の平均スコアは69.02、平均応答時間は0.6秒未満。
LlamaIndex + Weaviate Vector Store - Hybrid Search の平均スコアは75.89、平均応答時間は1秒未満。
RAG Google Cloud VertexAI-Search + Bison の平均スコアは51.08、平均応答時間は0.8秒超。
RAG Amazon SageMaker の平均スコアは32.74、平均応答時間は2秒未満。
グラフ検索アルゴリズム + LLM + 検索意識 (Writer Retrieval) の平均スコアは86.31、平均応答時間は0.6秒未満。