本論文は、深層学習を用いた自動医療コーディングに関する最近の進展を統一的なエンコーダ-デコーダフレームワークに基づいて整理・レビューしている。
エンコーダモジュールでは、RNN、CNN、注意機構、グラフニューラルネットワーク、トランスフォーマーなどの手法が提案されており、長文の診療記録から特徴を抽出する。
深層アーキテクチャの構築には、スタッキング、残差接続、埋め込み注入などの手法が用いられている。
デコーダモジュールでは、全結合層、注意機構、階層的デコーダ、マルチタスクデコーダ、few-shot/zero-shotデコーダ、自己回帰生成デコーダなどが提案されており、医療コードの予測精度向上を目指している。
さらに、医療コード説明、コード階層、Wikipedia記事、チャートデータ、エンティティ・概念、ヒューマンインザループなどの補助情報を活用する手法も紹介されている。
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