本研究では、室内シーンの3次元幾何構造を推定するための新しい手法として、超音波エコーを利用した深度推定手法を提案している。従来の研究では可聴域の音響エコーを使用していたが、静かな環境や音を出すことが制限されている状況では使用できないという問題があった。
そこで本研究では、まず可聴域から超音波域にかけての周波数範囲を徐々に狭めていった場合の深度推定精度を検討した。その結果、超音波域のみに周波数を限定すると精度が低下することがわかった。
この知見に基づき、本研究では可聴域のエコーを補助データとして訓練時にのみ使用することで、超音波エコーを用いた深度推定精度を向上させる手法を提案した。具体的には、超音波エコーと可聴域エコーを線形混合して擬似的な拡張エコーを生成し、これを訓練時に使用する。また、訓練の進行に合わせて可聴域エコーの重みを徐々に下げていくことで、最終的には超音波エコーのみを使用した深度推定を実現している。
実験の結果、提案手法は従来手法よりも深度推定精度が高いことが示された。これにより、超音波エコーを用いた室内シーンの3次元構造推定が実現可能であることが明らかになった。
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by Junpei Honma... kl. arxiv.org 09-10-2024
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