本論文では、加重ナッシュ社会厚生問題に対して、アディティブ評価関数の場合に、近似比e1/e + εの近似アルゴリズムを提案している。
アルゴリズムの概要は以下の通り:
自然な構成LPを定式化し、これを解く。LPの解から、各アイテムをどの代理人に割り当てるかを表す変数xijを定義する。
Shmoys-Tardos のランダム化ラウンディングアルゴリズムを用いて、xを整数解に丸めあげる。各代理人iに対して、iに割り当てられた分数アイテムを、価値の高い順に1つずつグループ化する。ラウンディングアルゴリズムでは、各グループから高々1つのアイテムを割り当てる。
各代理人iに対して、iと同一の評価関数を持つ代理人を複数コピーした問題インスタンスを考え、LPの解と丸め解の間のナッシュ社会厚生の比を解析する。丸め解はenvy-free up to one item (EF1)の性質を持つことを示し、Barmanらの結果を用いて、丸め解のナッシュ社会厚生がLPの解のe-1/e倍以上であることを示す。
この結果は、加重ナッシュ社会厚生問題に対する初めてのO(1)近似アルゴリズムであり、無重み版の最良近似比e1/e + εと一致する。
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Wichtige Erkenntnisse aus
by Yuda Feng,Sh... um arxiv.org 04-25-2024
https://arxiv.org/pdf/2404.15607.pdfTiefere Fragen