Kernkonzepte
部分的な電圧・電流測定から、多相放射状ネットワークの完全な admittance matrix を同定する方法を提案する。
Zusammenfassung
本論文では、部分的な電圧・電流測定から、多相放射状ネットワークの完全な admittance matrix を同定する方法を提案している。
主な手順は以下の通り:
- Kron縮約された admittance matrix ¯Y から、内部測定ノードと境界測定ノードを識別する。
- 測定ノードと隠れノードからなる単一の最大クリークを同定する。
- 最大クリークの admittance matrix を逆Kron変換によって復元する。
- 全ての最大クリークを組み合わせて、完全な admittance matrix Y を構築する。
具体的には以下の通り:
- 与えられた ¯Y から、内部測定ノードと境界測定ノードを特定する。これにより、Y の部分行列 Y11,11、Y11,12、Y11,21 を同定できる。
- Y を最大クリークの集合に分解する。
- 各最大クリークについて、逆Kron変換を用いて admittance matrix を同定する。
- 全ての最大クリークの admittance matrix を組み合わせて、完全な Y を構築する。
- 内部測定ノードを最終的な Y に追加する。
この手順により、部分的な電圧・電流測定から、多相放射状ネットワークの完全な admittance matrix Y を同定できる。
Statistiken
Y11,11は内部測定ノード間の admittance、Y11,12は内部測定ノードと境界測定ノード間の admittance、Y11,21は境界測定ノードと内部測定ノード間の admittance を表す。
Y22は境界測定ノード間の admittance を表す。