本研究は、ストラップダウン慣性航法システム(SINS)の初期整合に関する新しい手法を提案している。初期整合は、車両の姿勢、速度、位置の初期状態を決定する重要な技術であり、その精度と速度は後続の航法性能に大きな影響を及ぼす。
提案手法は以下の特徴を持つ:
Wahba問題を解くことなく、全ての観測ベクトルを利用して同時に緯度と姿勢を決定する。従来の手法とは異なる新しいアプローチである。
各観測ベクトルと参照ベクトルの二次テンソルを構築し、全ての方程式を1つの方程式に集約する。この方程式から緯度変数を抽出し、同じ固有値を持つ類似行列を利用して解く。姿勢は固有値分解によって得られる。
シミュレーションと実験により、提案手法の有効性を検証した。従来のTRIAD法よりも収束速度と安定性が良く、OBA法と同等の精度を達成できる。緯度が未知の場合でも、提案手法は緯度と姿勢を同時に推定できる。
提案手法は、自律走行車のための初期整合設計に有用である。
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by Hongliang Zh... a las arxiv.org 05-03-2024
https://arxiv.org/pdf/2405.01115.pdfConsultas más profundas