本研究では、個々のロボットでは乗り越えられない大規模な障害物フィールドを、ロボット同士を物理的に接続することで集団で効果的に横断する方法を提案した。
実験では、4本の垂直ペグ脚を持つ単純なロボットを2台接続し、均一に配置された半球状の障害物フィールドを横断させた。ロボット間の接続長さを系統的に変化させた結果、接続長さが5.4 cm (0.86 ロボット本体長)から5.7 cm (0.90 ロボット本体長)の範囲で、ロボット集団が高い移動速度を発揮し、効果的に障害物フィールドを横断できることが分かった。一方、接続長さが4 cm (0.63 ロボット本体長)から5.3 cm (0.84 ロボット本体長)、および5.8 cm (0.92 ロボット本体長)から7.0 cm (1.1 ロボット本体長)の範囲では、ロボット集団がその場で振動するだけで進行できないことが分かった。
エネルギーランドスケープモデルを用いて解析した結果、接続長さの変化によってロボット集団の移動方向が変化し、それが集団の移動性能に大きな影響を及ぼすことが明らかになった。このモデルに基づいて、障害物密度の異なる3つの領域からなる障害物フィールドを、ロボット集団が接続長さを適応的に変化させながら効果的に横断できることを実証した。
本研究の成果は、ロボット同士の物理的な接続を活用することで、個々のロボットでは乗り越えられない大規模な障害物環境を集団で効果的に横断できることを示したものである。今後、この知見を活用することで、多数の小型ロボットが協調して複雑な環境を探査・移動できるシステムの実現が期待される。
toiselle kielelle
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Tärkeimmät oivallukset
by Haodi Hu, Xi... klo arxiv.org 09-19-2024
https://arxiv.org/pdf/2409.11709.pdfSyvällisempiä Kysymyksiä