Keskeiset käsitteet
本稿では、有限体上の弱正則プラトー関数を用いて、4つの非ゼロウェイトを持つ線形符号を構成し、自己直交符号であることを証明する。さらに、この符号が最適またはほぼ最適に拡張可能であることを示し、自己双対符号の構成にも応用できることを述べる。
Tiivistelmä
研究論文の概要
書誌情報
- タイトル: Self-orthogonal codes from plateaued functions
- 著者: Peng Wang, Ziling Heng
- 出版日: 2024年11月7日
- 出版場所: arXiv
研究目的
本稿は、有限体上の弱正則プラトー関数を利用して、新しい自己直交符号を構成することを目的とする。さらに、これらの符号の最適拡張性について考察し、自己双対符号の構成への応用を探求する。
方法論
- 有限体上の弱正則プラトー関数の性質に基づいて、新しい線形符号を定義する。
- 符号のウェイト分布を導出することで、自己直交性を証明する。
- 符号の生成行列を適切に選択することで、最適またはほぼ最適に拡張可能な符号を構成する。
- 自己直交符号の双対符号を用いて、自己双対符号を構成する。
主な結果
- 弱正則プラトー関数から構成された線形符号は、4つの非ゼロウェイトを持つ自己直交符号であることが示された。
- 符号の生成行列を適切に選択することで、最適またはほぼ最適に拡張可能な符号を構成できることが示された。
- 構成された自己直交符号の双対符号から、いくつかの新しい自己双対符号が得られた。
結論
本稿では、弱正則プラトー関数から新しい自己直交符号を構成する効率的な方法を提案した。これらの符号は、最適またはほぼ最適に拡張可能であり、自己双対符号の構成にも応用できる。
意義
本稿の結果は、符号理論における自己直交符号と自己双対符号の構成に新たな知見を加えるものである。これらの符号は、量子符号、格子符号、線形相補双対符号など、様々な分野で応用が期待される。
制限と今後の研究
- 本稿では、奇標数の有限体上の弱正則プラトー関数を扱っている。偶標数の有限体上のプラトー関数からの符号構成は、今後の課題である。
- 構成された符号の最小距離の更なる改善や、他の符号パラメータとの関係を明らかにすることが求められる。
Tilastot
本稿では、q = p^m (pは奇素数)という有限体を扱っている。
構成された線形符号Cfは、長さq、次元m+2である。
Cfの最小距離は、m+sの偶奇と、f(x)の均衡性によって異なる。
Cfの双対符号Cf⊥は、パラメータ[q, q-m-2, 3]を持つ。
Lainaukset
"Self-orthogonal codes are of interest as they have important applications in quantum codes, lattices and many areas."
"In this paper, based on the weakly regular plateaued functions or plateaued Boolean functions, we construct a family of linear codes with four nonzero weights."
"This family of linear codes is proved to be not only self-orthogonal but also optimally or almost optimally extendable."