本研究は、M83の拡張紫外線ディスクにある分子雲の構造と性質を明らかにすることを目的としている。
これまでの研究では、拡張紫外線ディスクの分子雲からCO(1-0)やCO(2-1)輝線が検出されにくいことが分かっていた。一方で、最近のALMA観測によりCO(3-2)輝線が検出されている。
本研究では、より高解像度のALMA CO(3-2)観測を行い、これらの分子雲の詳細な構造を明らかにした。その結果、分子雲の中心部には直径6-9 pcのコンパクトな高密度クランプが存在し、そこがCO(3-2)輝線の主な放射源であることが分かった。一方で、クランプを取り囲む低密度の分子ガス層ではCO分子が光解離されており、CO(2-1)輝線が検出されにくい状況にある。
このような分子雲の内部構造は、銀河系内の通常の星形成分子雲と似ている。つまり、一旦分子雲の構造が決まれば、その後の星形成過程は外部環境よりも内部物理過程に支配されていると考えられる。この単純なモデルは、拡張紫外線ディスクにおける活発な星形成を説明できる。ただし、分子雲の進化などの効果を取り入れる必要があるかもしれない。
toiselle kielelle
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Tärkeimmät oivallukset
by Jin Koda, Fr... klo arxiv.org 10-02-2024
https://arxiv.org/pdf/2410.00180.pdfSyvällisempiä Kysymyksiä