Concepts de base
ODRL ポリシーに実行可能性を付与するための新しいアプローチを提案する。
Résumé
本論文は、ODRL ポリシーに実行可能性を付与するためのODRE フレームワークを紹介する。ODRL は、データ利用ポリシーを記述するための標準オントロジーであるが、実行機能が組み込まれていないため、実際の適用が限られていた。
ODRE フレームワークは、ODRL の記述的オントロジー用語と、動的データ処理や関数評価などの実行仕様言語を統合することで、ODRL ポリシーの実行可能化を実現する。具体的には以下の通り:
- ODRL ポリシーを記述的言語(RDF)と実行仕様言語(interpolated、templated、coded)を組み合わせて表現する新しいアプローチを提案した。
- ODRL ポリシーを実行するアルゴリズムを設計し、動的データ処理や拡張性を備えている。
- Python と Java の2つの実装を公開し、性能評価を行った。
本フレームワークにより、ODRL ポリシーの実行可能化と、ドメイン固有の拡張が可能になる。また、プライバシー保護の観点から、ポリシーに明示的に記述されるデータを最小限に抑えることができる。
Stats
ODRL ポリシーを記述的言語と実行仕様言語を組み合わせて表現することで、ポリシーの実行可能化を実現できる。
動的データ処理や拡張性を備えたアルゴリズムを設計した。
Python と Java の2つの実装を公開し、性能評価を行った。
Citations
"ODRL は、データ利用ポリシーを記述するための標準オントロジーであるが、実行機能が組み込まれていないため、実際の適用が限られていた。"
"ODRE フレームワークは、ODRL の記述的オントロジー用語と、動的データ処理や関数評価などの実行仕様言語を統合することで、ODRL ポリシーの実行可能化を実現する。"
"本フレームワークにより、ODRL ポリシーの実行可能化と、ドメイン固有の拡張が可能になる。また、プライバシー保護の観点から、ポリシーに明示的に記述されるデータを最小限に抑えることができる。"