本論文では、異なる言語や型システムを持つコンポーネントからなるヘテロジニアスなシステムを統合するための方法論を提案する。
まず、拡張可能なプロトコル記述言語を用いてプロトコルを設計する。次に、プログラム固有のセッションIRを生成し、メッセージの変換や境界監視などを記述する。最後に、セッションIRからセッションプロキシを生成し、各プログラムとの仲介役として機能させる。
このアプローチにより、異なる言語や型システムを持つコンポーネントを統合しつつ、通信の安全性を保証することができる。具体的には以下のような特徴がある:
また、いくつかの研究課題も議論している。例えば、拡張間の相互作用、形式的保証、IRの一般性、パフォーマンス、エラー報告の位置づけなどである。
本提案は、ヘテロジニアスなシステムにおける行動型の適用範囲を広げる上で重要な一歩となるだろう。
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