本論文では、複数のマルチロータが協調して、ケーブル吊り下げ型ペイロードを障害物が多い環境で運搬するための効率的な運動計画手法を提案している。
まず、幾何学的な運動計画を行う。ペイロードとケーブルの状態のみを考慮し、サンプリングベースの手法を用いて、障害物を回避しながら目標位置まで移動する経路を生成する。次に、得られた幾何学的な経路を初期値として、ロボットの動力学を考慮した最適化ベースの手法により、実行可能な軌道を生成する。この際、ロボット間の干渉、ロボットと障害物の干渉、ケーブルと障害物の干渉を考慮している。
シミュレーションと実機実験の結果、提案手法は、従来手法と比べて、ペイロードの追跡誤差を大幅に低減し、エネルギー消費も抑えられることを示している。特に、狭い空間を通過する際に、ロボットの隊形を変更する必要がある場合に、提案手法の有効性が高いことが確認された。
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