Concepts de base
本研究では、ノーダル不連続ガラーキン法を用いて、3次元波動方程式に対する安定で効率的な完全整合層の定式化を提案する。この定式化は、各座標方向に独立した安定な完全整合層を組み合わせることで、より少ない補助変数と対応する偏微分方程式で構成される。また、減衰関数の最適化手順を提案し、この定式化の性能を向上させる。
Résumé
本研究の目的は、ノーダル不連続ガラーキン法を用いて、3次元音波方程式に対する安定で効率的な完全整合層(PML)の定式化を提案することである。
完全整合層は、計算領域の境界で発生する不要な反射を抑制するために用いられる手法である。本研究では、各座標方向に独立した安定なPML定式化を組み合わせることで、より少ない補助変数と対応する偏微分方程式で構成される定式化を提案した。また、減衰関数の最適化手順を提案し、この定式化の性能を向上させた。
具体的には以下の通りである:
- 各座標方向に独立した安定なPML定式化を組み合わせることで、効率的な定式化を実現した
- 減衰関数の最適化手順を提案し、PMLの性能を向上させた
- ノーダル不連続ガラーキン法を用いて、提案手法の収束性、精度、安定性、斜入射波の吸収性能を検証した
本研究の成果は、3次元音波伝播シミュレーションにおいて、効率的で安定な境界処理手法を提供するものである。
Stats
音速cは343 m/sに設定されている。
音源の最大周波数fpeak は343 Hz、514.5 Hz、646 Hzの3つのケースが検討されている。
PML領域の幅δxは、最大周波数fpeak に対応する波長λpeakの1倍または1/2倍に設定されている。
Citations
"本研究では、ノーダル不連続ガラーキン法を用いて、3次元波動方程式に対する安定で効率的な完全整合層の定式化を提案する。"
"この定式化は、各座標方向に独立した安定なPML定式化を組み合わせることで、より少ない補助変数と対応する偏微分方程式で構成される。"
"また、減衰関数の最適化手順を提案し、この定式化の性能を向上させる。"