本論文は、バイナリ決定木 (BDD) とゼロ抑制バイナリ決定木 (ZDD) を用いたマトロイドの表現に関する研究を行っている。
まず、BDD と ZDD の間の構造的な関係を明らかにした。具体的には以下の結果を示した:
次に、特定のクラスのマトロイドに対する BDD/ZDD の幅の上界を示した。具体的には以下の結果を示した:
さらに、分割マトロイドや入れ子マトロイドに対して、適切な順序を選ぶことで、幅の上界を指数的に小さくできることを示した。
これらの結果は、マトロイドを表すコンパクトなデータ構造の設計に役立つと考えられる。
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