本研究は、コンピューターサイエンス入門課程の学生50名を対象に、1学期間にわたるフィールド調査を実施した。実験群の学生はLLMツール「CodeTutor」を使用し、コントロール群は従来の学習方法を用いた。
結果として、実験群の学生は最終的な成績において統計的に有意な向上を示した。特に、LLMツールの使用経験がない学生ほど大きな成績向上が見られた。一方で、学生はCodeTutorの理解力と文法理解の支援を評価したものの、批判的思考力の向上には懸念を示した。また、時間の経過とともに、CodeTutorの正確性に対する信頼性が低下し、人間の教育アシスタントへの支持が高まる傾向にあった。
学生はCodeTutorを主に、プログラミングタスクの完成、文法理解、デバッグなどに活用していた。また、質の高い質問を行うことが、CodeTutorの回答の有効性に大きく関係していることが明らかになった。
これらの結果を踏まえ、カリキュラムにGenerative AIリテラシーを組み込むことの重要性、LLMツールの長期的な利用動向の分析、そして学生のニーズと実際の機能との乖離に対する対策の必要性について議論する。
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