本研究は、代理人が個人の代わりに入札する状況における資源配分の機構設計について検討している。具体的には、Feeding Americaの食料配分システムを動機付けとして、人工通貨を使用する機構に着目している。
主な結果は以下の通り:
最高入札者落札方式のオークションは、社会厚生の最大化に関して、価格の無秩序性が非常に大きいことを示した。
トレーディングポストメカニズムは、一般化p平均社会厚生の最大化に関して、価格の無秩序性が小さいことを示した。この結果は、行列の階数と非一貫性の積に依存する。
トレーディングポストメカニズムの価格の無秩序性は、この積に必ず依存することを示した。つまり、この依存性は避けられないことを明らかにした。
全体として、Feeding Americaのオークションにおいて、入札ルールを微修正することで、様々な社会厚生指標に対して価格の無秩序性を大幅に改善できることが示された。
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