Alapfogalmak
単一のデータ系列から、LPVシステムの安定性と性能を保証する状態フィードバック制御器を直接合成する方法を提案する。
Kivonat
本論文では、LPVシステムの状態フィードバック制御器を直接データから合成する新しい手法を提案する。
まず、単一のデータ系列から、開ループおよび閉ループのLPV表現を構築する。これにより、データのみを用いて制御器の合成が可能となる。
次に、この閉ループ表現に基づき、以下の3つの直接データ駆動型合成手法を導出する:
- 安定化制御器の合成
- 2次形式性能指標に基づく最適制御器の合成
- 無限大時間2次形式性能指標を最小化する制御器を合成する。
- H_g^2ノルムおよびℓ_2ゲイン性能指標に基づく制御器の合成
- 閉ループ系のH_g^2ノルムおよびℓ_2ゲインを所定の値以下に抑える制御器を合成する。
これらの手法は全てSDP問題として定式化でき、LMI制約条件の下で解くことができる。シミュレーション例により、提案手法の有効性と既存の モデル基準手法に対する優位性を示す。
Statisztikák
LPVシステムのパラメータは以下の通り:
A0 = [0.2485 -1.0355; 0.8910 0.4065]
A1 = [-0.0063 -0.0938; 0 0.0188]
A2 = [-0.0063 -0.0938; 0 0.0188]
B0 = [0.3190; -1.3080]
B1 = B2 = [0; 0]