本研究では、鼻腔内ワクチン接種による IgA 産生細胞の誘導と局在について明らかにしている。
まず、intact organ imaging により、鼻腔内ワクチン接種によって NALT の濾胞中心で B 細胞の増殖が誘導されることを示した。この B 細胞増殖は T 細胞依存的であり、NALT の濾胞間領域で抗原特異的 T 細胞と B 細胞の相互作用が必要であることが明らかになった。
次に、NALT の除去や PSGL-1 の阻害により、NALT 由来の IgA 産生 B 細胞が血液を介して鼻甲介の腺房構造に集積することが示された。さらに、鼻腔内ワクチン接種によって鼻甲介での CCL28 発現が増加し、IgA 産生 B 細胞のホーミングを促進することが明らかになった。
以上より、鼻腔内ワクチン接種によって NALT で誘導された IgA 産生 B 細胞が血液を介して鼻甲介の腺房構造に集積し、上気道の免疫防御に寄与することが示された。この知見は、鼻腔内ワクチンの設計や上気道アレルギー性疾患の治療に応用できると考えられる。
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by Jingjing Liu... pada www.nature.com 07-31-2024
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