本研究では、大規模言語モデル(GPT-3.5-turbo)を用いたロボットの自律経路計画手法を提案している。従来の経路計画手法は複雑な環境や変動する環境条件に対応するのが困難であるが、GPT-3.5-turboの高度な自然言語処理能力を活用することで、効率的で適応的な経路計画が可能となる。
提案手法では、ロボットの現在位置、目標位置、行動集合、および各行動の自然言語記述をGPT-3.5-turboに入力する。GPT-3.5-turboは、これらの情報を基に最適な経路を生成する。具体的には、各行動の実行確率と自然言語記述の適合度を掛け合わせることで、最終的な行動選択確率を算出し、これに基づいて経路を決定する。
実験では、提案手法とAアルゴリズム、RRTアルゴリズムを比較した。その結果、GPT-3.5-turboは処理時間が10ms と非常に高速であり、AやRRTと比べて優れた性能を示した。一方で、経路の正確性はA*に劣る傾向にあった。今後は、従来手法との組み合わせなどによる精度向上が課題として挙げられる。
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by Ehsan Latif at arxiv.org 03-28-2024
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