本研究では、3つのJPEGエンコーダ(Jpegli、libjpeg-turbo、MozJPEG)を比較評価しています。
まず、CID22データセットの49枚の画像を使って、各エンコーダで品質パラメータとクロマサブサンプリングを変えて圧縮を行いました。その結果、同等の画質レベルでJpegli は libjpeg-turbo や MozJPEGよりも低いビットレートで圧縮できることがわかりました。
次に、18人のレーターによる主観評価実験を行いました。レーターには、元の画像と圧縮画像を比較してどちらが好ましいかを判断してもらいました。その結果、ビットレートが1ビット/ピクセル以上の場合、Jpegli の圧縮画像が libjpeg-turbo や MozJPEGよりも好まれることが示されました。
具体的には、Web Almanac 2022によると、インターネット上の画像の75%がビットレート1ビット/ピクセル以上であり、その中央値が2.1ビット/ピクセルです。この条件下では、Jpegli は libjpeg-turboと同等の品質を1.5ビット/ピクセルで実現できるため、約28%の圧縮率向上が期待できます。
以上より、Jpegli は同等以上の画質を低ビットレートで実現できる優れたJPEGエンコーダであると結論付けられます。
To Another Language
from source content
arxiv.org
Key Insights Distilled From
by Martin Bruse... at arxiv.org 03-28-2024
https://arxiv.org/pdf/2403.18589.pdfDeeper Inquiries