本研究は、銅酸化物以外の新しい高温超伝導体の探索を目的としている。La4Ni3O10-δ単結晶に圧力を印加したところ、以下の重要な発見がなされた:
69.0 GPaの圧力下で最高約30Kの臨界温度を持つバルクスーパーコンダクティビティが出現した。体積分率は80%を超えている。
常伝導状態では、300Kまで線形の温度依存抵抗を示す奇異な金属(strange metal)挙動が観察された。
層依存的なスーパーコンダクティビティが観測され、ニッケル酸化物がクプラート系と異なる特有の層間結合メカニズムを有することが示唆された。
これらの発見は、スーパーコンダクティビティの基礎メカニズムの理解と、新しい高温超伝導体プラットフォームの開拓に重要な知見を与えるものである。
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by Yinghao Zhu,... at www.nature.com 07-17-2024
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