本論文は、CIRCT (Circuit IR Compilers and Tools) のための初めての形式的意味論を提案している。CIRCT は LLVM のようなオープンソースの EDA フレームワークで、さまざまなハードウェア記述言語をサポートしている。しかし、CIRCT には形式的意味論が欠けているため、ハードウェア設計の厳密な検証が困難となっている。
本論文では、K フレームワークを使って K-CIRCT と呼ばれる形式的意味論を提案している。この意味論は以下の3つの層から構成されている:
この階層的アプローチにより、ダイアレクト間の合成性と拡張性が実現されている。また、CIRCT 共通意味論では、ビット操作ライブラリやシーケンシャルロジック、並行性などの一般的なハードウェア機能をモデル化している。
提案手法を用いて、CIRCT の主要ダイアレクトの意味論を定式化した。さらに、RISC-V プロセッサ設計 riscv-mini をCIRCTにコンパイルし、提案の意味論で完全にシミュレーションできることを示した。
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by Jianhong Zha... alle arxiv.org 04-30-2024
https://arxiv.org/pdf/2404.18756.pdfDomande più approfondite