本研究では、RNAの一次配列から直接その距離行列を予測する新しい手法を提案している。従来のRNAの2次構造予測に比べ、距離行列は3D構造の詳細な空間制約を表現しており、より正確な3Dモデリングに役立つ。
まず、大規模なRNAランゲージモデルを使って配列表現を学習する。次に、その表現を入力として、注意機構を活用したDistanceTransformer(DiT)モデルを用いて距離行列を予測する。DiTは事前学習とセルフトレーニングを組み合わせることで、限られたデータでも高精度な予測を実現している。
実験の結果、DiTは従来の畳み込みベースのモデルよりも優れた性能を示し、RNAの3D構造予測においても有効であることが分かった。また、DiTの予測結果を接触予測に変換しても、他の手法と比較して優れた精度を達成している。本手法は、RNAの構造と機能の理解を深化させ、RNA医療応用の進展に貢献できると期待される。
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by Jiaxing Yang alle arxiv.org 09-26-2024
https://arxiv.org/pdf/2409.16333.pdfDomande più approfondite