本論文では、既存の暗号化トランスポートプロトコルの設計を見直し、その効率性を向上させる手法を提案している。この手法を「Reverso」と呼び、プロトコル仕様内のフィールド要素の順序を逆転させることで、暗号化プロトコルの実装最適化を可能にする。
QUICプロトコルに Reverso を適用した結果、パケット処理の CPU効率が約30%向上した。これは送信側のコストを増やすことなく、QUIC V1の安全性保証を緩めることなく実現できた。また、Cloudflareのhttp/3モジュールにも Reverso を適用し、http/3の効率を約38%向上させることができた。
Reverso は、任意の暗号化プロトコルとその実装に適用できると主張している。同様の効率改善は、プロトコルが動作するレイヤーに関わらず、他のプロトコルでも実現できると考えられる。
In un'altra lingua
dal contenuto originale
arxiv.org
Approfondimenti chiave tratti da
by Florentin Ro... alle arxiv.org 09-12-2024
https://arxiv.org/pdf/2409.07138.pdfDomande più approfondite