本論文では、結合クエリと変数順序に対する直接アクセスアルゴリズムについて研究している。
まず、クエリと変数順序の非両立性を表す「非両立性数」を定義する。この数値は、クエリの分解木の最大の分数被覆数に対応する。
次に、この非両立性数に応じた前処理時間を持つ直接アクセスアルゴリズムを提案する。具体的には、クエリを非両立性のない形に変換し、その変換クエリに対して既存の直接アクセスアルゴリズムを適用するというものである。
さらに、この前処理時間が最適であることを示す。すなわち、非両立性数に応じた下限を証明する。この下限は、オンラインの集合不交集合問題の困難性に基づいている。
最後に、自己結合の有無が直接アクセスの複雑性に影響しないことも示す。つまり、自己結合を含むクエリの前処理時間と自己結合のないクエリの前処理時間は、対数因子の範囲内で等しい。
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