核心概念
マルチバンド柔軟グリッド光ネットワークにおいて、C+Lバンドを作業トラフィックの伝送に、S帯を障害に対する保護に使用する。既存の手法と提案手法を比較する。
要約
本論文では、マルチバンド柔軟グリッド光ネットワークにおけるルーティング、スペクトル割当て、保護プロビジョニングについて提案する。
C+Lバンドを作業トラフィックの伝送に使用し、S帯を障害に対する保護に使用する。
C+Lバンドは低雑音特性を持つため、作業トラフィックに適している。
S帯を使用した保護により、障害時のサービス継続性を確保できる。
提案手法と既存の単一モードファイバ光ネットワークおよびコアベース光ネットワークを比較する。
コアベース光ネットワークでは、コア間の干渉の影響が大きくなる問題がある。一方、マルチバンド光ネットワークではこの問題がない。
コアベースのマルチバンド光ネットワークを設計することで、さらなる容量の向上が可能だが、光ノード設計の複雑性が増す。
統計
C+Lバンドには868スロット、S帯には732スロットがある。