核心概念
依存型理論において、余帰納的述語は、G. Sambin によって導入された閉部分集合を表す余帰納的に生成された正値関係という位相幾何学的対応物を持つことを示す。
要約
本論文は以下の内容を扱っている。
依存型理論における (co)帰納的述語の定義と、それらが位相幾何学的な (co)帰納的生成関係と同値であることを示す。
依存型理論における (co)帰納的述語の定義を、Martin-Löf型理論における well-founded tree と non-well-founded tree の概念と関連付ける。
上記の結果を、Minimalist Foundation という共通の基礎理論の中で示す。また、Agda 証明支援システムを用いて、Martin-Löf型理論内での証明を行う。
全体として、依存型理論における (co)帰納的概念を位相幾何学的な観点から捉え直し、それらの相互関係を明らかにしている。