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新しいイベント検出クラスを効率的に学習する手法


核心概念
クラス増分型少量学習イベント検出タスクに対し、知識蒸留と prompting学習に基づく新しい手法Prompt-KDを提案する。Prompt-KDは、古い知識の忘却と新クラスの過剰適合の問題に効果的に対処できる。
要約
本論文は、クラス増分型少量学習イベント検出(CIFSED)タスクを初めて提案する。CIFSEDタスクでは、新しいイベントクラスが次々と追加されるが、各クラスの学習データは少量しかない。 Prompt-KDは、以下の2つの主要モジュールから構成される: 注意機構付き多教師知識蒸留モジュール 基底クラス学習済みの祖先教師モデルと、前回学習セッションの学生モデルを父教師モデルとして活用 注意機構で2つの教師モデルの重要度を動的に調整 Prompting学習モジュール 少量学習シナリオに対応し、新クラスの過剰適合を緩和するためにPromptingを導入 カリキュラム学習に基づくPromptを採用 実験結果から、Prompt-KDは既存手法よりも優れた性能を示し、古い知識の忘却と新クラスの過剰適合の問題に効果的に対処できることが確認された。
統計
新しいイベントクラスを学習する際、各クラスの学習データは少量しかない。 既存のイベント検出モデルを単純に微調整すると、古い知識の忘却と新クラスの過剰適合の問題が生じる。
引用
"Event detection is one of the fundamental tasks in information extraction and knowledge graph. However, a realistic event detection system often needs to deal with new event classes constantly." "These new classes usually have only a few labeled instances as it is time-consuming and labor-intensive to annotate a large number of unlabeled instances."

抽出されたキーインサイト

by Kailin Zhao,... 場所 arxiv.org 04-03-2024

https://arxiv.org/pdf/2404.01767.pdf
Class-Incremental Few-Shot Event Detection

深掘り質問

新しいイベントクラスの学習データを効率的に収集する方法はあるか?

新しいイベントクラスの学習データを効率的に収集する方法として、いくつかのアプローチが考えられます。まず、自己教師あり学習や半教師あり学習を活用して、ラベルの付いていないデータを活用することが挙げられます。これにより、新しいイベントクラスに関するデータを収集し、モデルの学習に活用することが可能です。また、アクティブラーニングと呼ばれる手法を使用して、モデルが自ら学習データを選択することも効果的です。さらに、データオーグメンテーションや転移学習を活用して、既存のデータを効果的に活用し、新しいイベントクラスに関するデータを拡充することも重要です。

新しいイベント検出モデルの知識を完全に保持しつつ、新クラスの学習を行う方法はあるか?

新しいイベント検出モデルの知識を完全に保持しつつ、新しいクラスの学習を行う方法として、Class-Incremental Few-Shot Event Detection (CIFSED)タスクが提案されています。このタスクでは、新しいクラスの学習を行いながら、古い知識を忘れることなくモデルを更新します。具体的には、Prompt-KDという知識蒸留とプロンプト学習に基づく手法が提案されており、古い知識を保持するためにアンセスターティーチャーモデルを再利用し、新しいクラスの学習を行います。このようなアプローチを使用することで、古い知識を保持しつつ新しいクラスの学習を行うことが可能です。

クラス増分型少量学習の概念は、他のタスク(例えば関係抽出、質問応答など)にも適用できるか?

クラス増分型少量学習の概念は、他のタスクにも適用可能です。例えば、関係抽出や質問応答などのタスクにおいても、新しいクラスや関係性を学習する際に、古い知識を保持しつつ学習を行う必要があります。そのため、Class-Incremental Few-Shot Learning (CIFSL)の手法を関係抽出や質問応答などのタスクに適用することで、新しいクラスや関係性の学習を効果的に行うことが可能です。このようなアプローチは、様々な情報抽出タスクにおいて、古い知識を保持しつつ新しい知識を獲得するための有効な手段となり得ます。
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