核心概念
ダークエネルギー分光器(DESI)の初期データを用いて、矮小銀河における活動銀河核(AGN)の割合が従来の推定よりもはるかに高いことが明らかになり、銀河進化の理解が深まりました。
要約
DESI初期データを用いた矮小AGN候補の3倍化
この研究論文は、ダークエネルギー分光器(DESI)の初期データを用いて、矮小銀河における活動銀河核(AGN)の割合を調べ、銀河進化の理解を深めることを目的としています。
矮小銀河におけるAGNの発生率を調べる。
矮小銀河と大質量銀河におけるブラックホール質量と銀河の星質量の関係を調べる。
DESIの初期データから、赤方偏移0.001から0.45の範囲にある1,358,177個の銀河のスペクトルと測光データを取得。
CIGALEを用いてスペクトルエネルギー分布をフィッティングし、星質量を推定。
EmFitを用いて輝線強度と幅を測定し、BPT輝線比診断図を用いてAGN候補を特定。
広幅Hα輝線を持つ銀河のブラックホール質量を、バイラル法を用いて推定。