核心概念
文法ベースのAutoMLにおいて、ハイパーパラメータ探索を統合することで、より広範な検索空間を効率的に探索できる。
要約
本研究では、文法ベースのAutoMLアプローチであるGramMLを拡張し、ハイパーパラメータ探索を統合することを提案している。
具体的には以下の2つのステップを行う:
文法規則にハイパーパラメータの値を組み込む
モンテカルロ木探索(MCTS)アルゴリズムを改良し、最適なパイプライン構成の収集、木の剪定、選択ポリシーとバックプロパゲーション関数のサポートを行う
実験では、アブレーション研究を行い、各選択ポリシーの効率性を評価した。また、最先端の手法と比較したところ、特にブートストラップ・トンプソンサンプリングを使った手法が大幅な性能向上を示した。
この研究成果は、文法ベースのAutoMLにおけるハイパーパラメータ探索の有効性を実証しており、より大規模な検索空間に対処するための有望なアプローチを提供している。
今後の課題としては、メタラーニングの適用、リソース情報の組み込み、並列化によるアルゴリズムの高速化などが考えられる。
統計
ニューラルネットワークの重み正則化に使用するペナルティ関数は"l1"または"l2"である。
機械学習パイプラインの構成要素の組み合わせは183億通り以上ある。
OpenML-CC18ベンチマークの72個のデータセットを使用した。
引用
"文法ベースのAutoMLでは、探索アルゴリズムが重要な要素であり、効率的でスケーラブルである必要がある。"
"本研究では、ハイパーパラメータ探索を文法ベースのAutoMLに統合することで、より広範な検索空間に対処できるようになった。"