核心概念
脳波は従来の周波数解析に加えて、休止状態を示唆する電位閾値以下の波(τ波)と活動状態を示唆する電位閾値以上の波(バースト波)の繰り返しとして捉えることができ、この新たな指標を用いることで、覚醒状態や麻酔深度の判定、脳活動の評価が可能になる。
Koyama, C. (2023). Brain waves are a repetition of a pause and an activity. bioRxiv, 2023-06-14155164. https://doi.org/10.1101/2023.06.14.155164
本研究は、脳波に新たな指標を導入することで、従来の周波数解析では困難であった、覚醒状態と睡眠状態のより正確な識別、麻酔深度の定量化、そして脳活動の評価を目的とした。