核心概念
本稿では、量子誤り訂正に有用な猫状態量子ビットを安定化させるため、従来のパラメトリック励振の代わりに、DC電圧バイアスをかけたジョセフソン接合を用いた新しい回路設計を提案する。
要約
猫状態量子ビット安定化のための新しい回路設計:DC猫状態量子ビット
本論文は、量子情報処理において重要な役割を果たす猫状態量子ビットを安定化させるための新しい回路設計を提案する研究論文である。
Aissaoui, T., Murani, A., Lescanne, R., & Sarlette, A. (2024). A cat qubit stabilization scheme using a voltage biased Josephson junction. arXiv preprint arXiv:2411.08132v1.
本研究は、DC電圧バイアスをかけたジョセフソン接合を用いることで、猫状態量子ビットを安定化させる、より効率的でノイズに強い方法を開発することを目的とする。