核心概念
本論文では、原始エンリケス多様体と呼ばれるエンリケス多様体の特異類似を導入し、任意の対数標準エンリケス対のMMPが、標準特異点を持つQ-分解原始エンリケス多様体である極小モデルに終端することを証明しています。
Denisi, F. A., Ríos Ortiz, Á. D., Tsanikas, N., & Xie, Z. (2024). MMP for Enriques pairs and singular Enriques varieties. arXiv preprint arXiv:2409.12054v2.
本論文は、エンリケス多様体の極小モデルプログラム (MMP) を研究し、任意の対数標準エンリケス対のMMPが終端し、その結果得られる極小モデルの基底となる多様体を特徴付けることを目的としています。