核心概念
巨大数であるグラハム数の10進表記において、右から数えてslog3(G)-1桁目までは、超指数がslog3(G)以上の任意の3を底とするテトレーションの同じ桁数の数字と一致し、slog3(G)桁目からは異なることを証明する。さらに、超指数がslog3(G)以上の任意の3を底とするテトレーションとグラハム数の差の、右からslog3(G)桁目の数字は常に4であることを示す。
タイトル:グラハム数の安定した桁:厳密解 (Graham’s number stable digits: an exact solution)
著者:マルコ・リパ (Marco Ripà)
本論文は、巨大数として知られるグラハム数の10進表記における安定した桁の数とその性質を厳密に解明することを目的とする。