核心概念
複素プロカ場の自己相互作用と電磁場との結合を記述するモデルにおいて、ベクトルソリトン上に局在した電磁場摂動モードが存在することが示された。
要約
ベクトルソリトンにおける局在電磁摂動の解析
本論文は、複素プロカ場のU(1)ゲージ理論に基づき、非位相的ソリトンへの電磁場の局在化について論じた研究論文である。
本研究は、自己相互作用する複素中性プロカ場と電磁場が結合した理論における、非位相的ソリトンの線形摂動スペクトルを解析することを目的とする。
有効場の理論を用い、ゲージ運動項と結合した自己相互作用する複素中性プロカ場のU(1)ゲージ理論を構築する。
球対称の定常状態を考慮し、ソリトンの背景におけるプロカ場の振動モードを研究する。
数値計算を用いて、摂動モードの振動数を求め、局在モードの存在を確認する。