核心概念
本研究では、異なる温度で形成された二硫化モリブデン酸化物ナノフレークの電気的特性が、その形成温度とフレキソケミカル歪みに強く依存することを明らかにしました。特に、150℃で形成されたナノフレークは、負の微分抵抗を示し、メモリスタとしての応用が期待されます。
要約
二硫化モリブデン酸化物ナノフレークの電気特性に関する研究論文の概要
Pylypchuk, O. S., Vainberg, V. V., Poroshin, V. N., Terebilenko, A. V., Nikolenko, A. S., Popenko, V. I., ... & Morozovska, A. N. (2023). The effect of formation temperature and flexo-chemical strains on the electrophysical properties of the molybdenum-disulfide-oxide nanoflakes. Applied Materials Today, 30, 101715.
本研究は、異なる温度(130℃~180℃)で水熱合成法を用いて作製した二硫化モリブデン酸化物(MoSxOy)ナノフレークの電気的特性、特に電流-電圧特性に対する形成温度とフレキソケミカル歪みの影響を調査することを目的とした。