核心概念
斜め弱結合を有する矩形超伝導薄膜において、弱結合部の臨界電流値がプリスティン試料の臨界電流値よりも低くても、最適な接続性(最大の透明性)を達成できる場合がある。
要約
斜め弱結合を有する矩形超伝導膜における接続性の最大限界
この論文は、単一の弱結合を有する二粒子の矩形超伝導薄膜における電気的接続性を測定するための新しい手法について述べている。弱結合は、試料の長辺に対して任意の角度をなすように配置されている。
研究者らは、集束イオンビーム(FIB)を用いて、プリスティンなニオブ(Nb)薄膜に溝を形成することで弱結合を作製した。そして、磁気光学イメージング(MOI)を用いて、様々な温度や印加磁場下における試料の磁束侵入パターンを観察した。