核心概念
本稿では、台形公式に補正項を加えることで、3階、4階、5階の関数微分方程式に対して、4次、6次、8次の精度を持つ数値解法を構築できることを示した。
要約
高次関数微分方程式を解くための高次精度数値解法の概要
本論文は、高次関数微分方程式(FDE)に対する高次精度数値解法の構築について論じた研究論文である。
本研究の目的は、3階、4階、5階の非線形関数微分方程式を解くための、従来よりも高精度な数値解法を開発することである。
連続レベルの反復法を離散化し、台形公式に補正項を加えることで、高次精度を実現した。
補正項の次数に応じて、4次、6次、8次の精度を持つ数値解法を構築した。
3階、4階、5階のFDEに対して、それぞれ具体的な数値解法のアルゴリズムを提示した。
提案手法の有効性を検証するため、いくつかの数値例を用いて計算を行い、厳密解との誤差を評価した。