核心概念
本稿では、従来のシリコンベースのスーパー接合 MOSFET に代わる有望な構造として、三次元高誘電率 (Hk) スーパー接合 MOSFET の性能最適化手法と、他の構造との比較分析について論じている。
要約
三次元 Hk スーパー接合 MOSFET の分析
本論文は、三次元高誘電率 (Hk) スーパー接合 MOSFET の性能、特にアスペクト比に依存した最適化について詳細に分析した研究論文である。
三次元 Hk スーパー接合 MOSFET のアスペクト比に依存した最適化手法を提案する。
提案する最適化手法を用いて、三次元 Hk スーパー接合 MOSFET の性能を、従来の構造と比較分析する。
三次元 Hk スーパー接合 MOSFET の電界モデリングに、従来のベッセル法に代わるテイラーモデリング法を適用する。
より正確なブレークダウン電圧決定のために、Chynoweth モデルを採用する。
電界、インパクトイオン化積分、アスペクト比依存の最適化、電荷不均衡効果、温度の 5 つの側面から、4 つの異なるスーパー接合構造 (3D C-SJ、2DHk、3DHkcase1、3DHkcase2) を比較分析する。
各構造の MOSFET を設計し、シミュレーションを用いて静的出力特性とスイッチング応答特性を評価する。