哺乳類の脳内の空間認識を担うグリッドセルは、六角形構造をしていることが知られているが、本研究では、この六角形構造が空間記憶の課題において、正方形構造と比較してパフォーマンス上の利点をもたらすかどうかを検証した。その結果、六角形グリッドセルと正方形グリッドセルは、空間表現と記憶想起において同等の性能を示すことが明らかになった。