本論文では、グラフの木分解の独立集合数を効率的に計算するアルゴリズムを提案している。
まず、与えられたグラフGと整数kに対して、時間2O(k2)nO(k)で、Gの木分解の独立集合数が最大8kであるものを出力するか、Gの木分解の独立集合数がkより大きいことを判断するアルゴリズムを示す。
このアルゴリズムの核心は、バランスの取れた分離集合を効率的に見つける手法にある。具体的には以下の2つのステップからなる:
さらに、定数k≥4に対して、木分解の独立集合数がkを超えるかどうかを判定する問題がNP困難であることを示す。これは、木分解の独立集合数の正確な計算が困難であることを意味する。
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