本研究は、データ可視化コースの学生がチャットGPTをどのように活用したかを探索した。学生は4つの異なる課題で、データ可視化の設計、Tableau、D3、Vega-liteを使ったインタラクティブダッシュボードの実装などにチャットGPTを活用した。学生は課題ごとにチャットログと振り返りアンケートを提出した。さらに、選抜された学生に対してインタビューを行い、チャットGPTの活用経験について詳しく聞き取った。
分析の結果、チャットGPTの主な利点は、課題完成時間の短縮、課題品質の向上、学習意欲の向上などが明らかになった。一方で、情報の不正確さ、過度の依存、文脈理解の限界などの課題も浮き彫りになった。学生のクエリ分析からは、ソリューション指向のクエリ、抽象的・オープンエンドのクエリ、対人関係的クエリの3つのテーマが抽出された。
これらの知見を踏まえ、データ可視化教育に特化したチャットGPTベースのシステムの設計について議論した。具体的には、デザイン指向のクエリの促進、多様な入出力の支援、問題解決を超えた機能の進化などが提案された。本研究は、プロジェクト型の創造的課題におけるチャットGPTの活用実態を明らかにし、教育への示唆を提供するものである。
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