本論文は、ストリームの型とストリーム変換器に関する新しい基礎理論を提案している。主な内容は以下の通り:
ストリームの型には、時系列の順序構造と並列構造を表現する演算子を導入する。これにより、複雑なパターンを持つストリームを表現できる。
提案する型システム「λST」では、型安全な変換器を記述できる。変換器の動作は決定論的であり、並列入力の順序に依存しない。
高水準関数型言語「delta」をプロトタイプ実装し、λSTに基づいたストリームプログラミングの可能性を示す。delta では、パンクチュエーション、ウィンドウ処理、並列分割などの一般的なストリーム処理パターンが型安全に記述できる。
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